日本の揺籃期を生きた有間皇子、額田王、大海人皇子、大津皇子、柿本人麻呂、大伴家持、山上憶良など、万葉びとのみずみずしい心が、千三百年余もの時を超えて、いま新たによみがえり、わたしたち現代人の胸に共鳴する。「万葉集」に歌われた全国の故地を自らの足で歩く著者が、万葉の歌を生きた心の音楽として捉え、その風土と、そこに息づく人びとを生き生きと描き出している。
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「キトラボックス」を読んで,吉野に旅行に行き,「額田王」を読んで,次はこの本.奈良がマイブーム.
万葉集に触れるのは高校生の時以来.それでもいくつかの歌は暗唱できないにせよ,見覚えがある.若い時の学習の偉大さを知る.
「昭和48年7月21日から8月31日にかけて毎日15分ずつ,37回にわたり、NHKから全国に放送したものを,文字に起こしたものである」.というわけで,語り口調が優しく,歌の良さをうまく伝えている.読むと,全国万葉めぐりがしたくなるのが必定.古代の空気をしばし深く胸に吸い込んだ.
「万葉風土学」の提唱で知られる著者が、『万葉集』についてわかりやすいことばで解説している本です。
最初に、『万葉集』の成立や時代区分、そして著者の持論である風土とのかかわりのなかで『万葉集』の歌を理解することのたいせつさなどが述べられたあと、有馬皇子や額田王、柿本人麻呂、高市黒人、志貴皇子、山部赤人、大伴旅人、山上憶良、大伴家持などを中心に、万葉歌人たちの人物とその歌についての説明がなされています。
NHKで37回にわたって放送された番組をもとにした本で、著者の語り口を彷彿とさせることばづかいをのこした文章になっています。すこし古い本なので、かならずしも親しみやすいとはいいがたいようなところも見られますが、著者の『万葉集』理解にかける熱意がつたわってくる文章だと感じました。
「歌は詠まれた時代・風土にかえして初めて生きてくる」
という主張の著者が、万葉集の初めから終わりまで(第一期〜第四期)の
代表的な歌を挙げ、詠まれた環境に言及しながら解説していく本です。
話体なのでとてもソフトで詠みやすいです。
著者の万葉集への愛情がひしひしと感じられ、
それに引きずり込まれそうになります。
何だか奈良に行ってみたくなる本。
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