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不実な美女か貞淑な醜女か(新潮文庫) (新潮文庫) [電子書籍版]
米原万里

605(税込)

商品情報

  • 著者:   米原万里
  • レーベル:   新潮文庫
  • 発売日:   2015年12月18日
  • 出版社:   新潮社
  • 商品番号:   4340008024481
  • 言語:   日本語
  • 対応端末:   電子書籍リーダー, Android, iPhone, iPad, デスクトップアプリ

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商品説明

内容紹介

同時通訳者の頭の中って、一体どうなっているんだろう? 異文化の摩擦点である同時通訳の現場は緊張に次ぐ緊張の連続。思わぬ事態が出来する。いかにピンチを切り抜け、とっさの機転をきかせるか。日本のロシア語通訳では史上最強と謳われる米原女史が、失敗談、珍談・奇談を交えつつ同時通訳の内幕を初公開!「通訳」を徹底的に分析し、言語そのものの本質にも迫る、爆笑の大研究。


商品レビュー(125件)

総合評価
 4.18

楽天Koboのレビュー

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ブクログのレビュー(125件)

  • 評価5.005.00
    投稿日:2025年02月02日

    『本書は、その米原さんが同時通訳の内幕や失敗談、苦労話など異文化体験をつづったエッセイ。平成六年度の読売文学賞(随筆・紀行賞)を受賞した出世作だ。異なる言語を間髪入れず別の言語に置き換えていくあの通訳ブースの中の知的なスリルと緊張が初公開される。』(p.323解説)

    訳者とは。通訳とは。言語とは。コミュニケーションとは。
    「言葉」を中心に、通訳論だけでなく向き合い方やアイデンティティまで掘り下げた興味深い内容。
    どの章も面白く、飽きずに最後まで読ませてくれました。

    ただ喋れたら良いってもんじゃないんだなぁ。



    (以下、2025.3.4追記)
    一ヶ月前に読了した作品で上記の感想文もその時に書いたもの。

    私の暮らしの範囲で外国語話者と接することが極めて少ないので漠然と読んだのですが。
    先日の外交場面において「ただ喋れたら良いってもんじゃないんだなぁ」と、通訳者の存在意義をしみじみ感じる機会になりました。

  • 評価5.005.00
    投稿日:2025年01月11日

    ロシア語のみならずさまざまな言語にまつわる知的おもしろエピソードが豊富。通訳者としていろんな世界に触れている裏話が聞ける

    母音が多い少ないや、高低、強弱アクセントの違いなど、言語を話していて躓くところが言語化されていてなるほど感がある。納得間はなかったけど文理の人の考え方の違いとか、そんな考え方もあるのか、と納得。

    通訳現場での面白エピソードや、うまい通訳さんの腕についても興味深い話が詰まっていて、教養って美しいなと思う。粋である。

    積極的知識と消極的知識。
    上手い語り手は記憶に残る。物語が見えてこない話にも地下水脈のやくな物語があり、それが感じ取れた時には記憶の負担は軽減される

    耳から入り情報の記憶の定着は10%、目は30%、体験は80%。実戦が最も身につく場所である。

    後半の方言や、グルジアの大統領の拙いロシア語をどうやって訳すかの話が面白かった。グッときて涙が出た。AIがあるから言語学ばなくていいと考えてる人は多くのことを落としてしまっていて勿体無い。英語以外の外国語を学ぶ大切さ。

  • 投稿日:2024年09月17日

    「夕空の鶴」で引用されていたので確認する為に買った本。米原万里は鳥取出身の貴族院議員を父に持つ父親で日本共産党幹部の米原昶がプラハに派遣された時にロシア語を取得しているので白系の亡命者を親に持つ人達とは元からお互いに肌が合わないのだろうが「しかし、実際には、日本語も、ロシア語も、そしていかなる他の言語もまともに身についていない」と書いたものだ。そういう「言われてみれば当然の真実を気づかせてくれた」という「師匠の徳永晴美氏」共々内心羨みながらも軽蔑している人達と仕事をしなければならないのは精神衛生上さぞよくない話だ。徳永晴美と米原万里の師弟は村重杏奈のような日本語と一緒に「母親の言葉として小さいときから母乳とともに」ロシア語を取得した人と仕事をするならよかっただろうが人間性を疑いたくなる。今でもこんな本が堂々と売られている事自体が問題だ。
     5・15事件で首相官邸を襲撃した士官候補生で釈放後は陸幼から学んでいたロシア語を生かして特務機関で勤務していた野村三郎と妻で父親は白衛軍に勤務していたというタチアーナ夫妻とは仕事上面識があるだろうが、もっと忌み嫌っていそうだ。
     義弟も立派な事を書いたり言ったりしていても何度も舞台に穴を開けているのに「遅筆堂」と居直った雅号を名乗ったものだが、前妻に対するDVもあるので今なら干されていただろう。

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