649円(税込)
樺島信濃(かばしましなの)は、逃げていた。誰から? 包丁を持った女から。なぜ? 愛人であることがバレたから。逃げて、逃げて、逃げて。今はスポーツジムのアルバイト。けれど、給料では生活費すら賄えず、貢がれたブランド品を売って、なんとか暮らす二十六歳の日々。これではダメだ。わかっている。でも。そんなある日、弟が元恋人とやってきて……。愛とは。家族とは。切なさ極まる長篇小説。
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ライトノベル、それが感想
タイトルと読み出しのギャップに、あとから「伏線回収あるのかな?」と気にしながら読み進めるも、「ぎああああ」とか「うおおぉぉぉ」とか「わあああああうぎゃああああ!」とか稚拙な表現だし、何にも伝わってこない。
言葉遣いも下品で、登場人物もまともな人が出てこなかった。
「まともな登場人物は弟だけかよっ」って思っていたら何で実在しない?ファンタジー?必要ある?
主人公が不幸な家庭環境の中でグレずにまともな人生を歩んでいられたのは(架空の)弟に支えられていたから?
(イヤイヤ、冒頭に下着姿で逃げ回ってる時点でまともじゃないんだけど)
それなら弟じゃなくて自分と対話すれば良くない?
唯一、『肉の割引けーん』(2回目)で泣きそうになった
主人公の危機を救ったダジャレが違う誰かの『今しかない』を救い返したのだ
『結局、人は支えて、支えられて生きていくのだ』
そんなところかなぁ
主人公の性格と同じようにスピード感のある文体で物語は進んでいく。重い内容もスラスラと読めた。
一般によくある小説とは違った構成だった。起承転結というよりは、月日の流れをそのまま書いたようだった。そのため、可笑しなシーンから急にシリアスになったりと忙しかった。明るさと暗さの対比が余計に辛かった。読めない展開はワクワクしながら読めた。ラストは予想外で、個人的には好みだった。伏線はあまりないと決めつけ読んでいたら、しっかりと張り巡らされていた。猛スピードで進み一見雑のように思われるストーリーが、実はよく練られていたもので、そのチグハグがまた面白かった。
登場人物のキャラクターはわかりやすく、魅力的だった。主人公は自分のことをすごく卑下していたけど、辛い過去を抱えていても真っ直ぐに懸命に生きる彼女は美しいと思った。
「ずっと傍にいて、消えることはない。だから安心して忘れていてくれ。」
登場人物達がみんな素敵で感情移入してしまいました。上手くいかないことだらけなはずなのにそれでも何とか向かっていこうとする姿勢に勇気をもらいました。
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