夢想の世界に遊ぶ主人公の、現実とのくいちがいに生ずる悲哀をユーモラスに描いて苦い笑いを誘う『第三惑星ホラ株式会社』『少年と狼』『活動写真』等の物語。他に、なまけものやホラ吹きへの共感、沖縄紀行、医学生時代の思い出や精神科医としての体験、子供マンガへの愛着と無理解な大人への抗議、等々、あわただしい現代社会への批評の眼を、爽やかな笑いに包んだエッセイを収める。
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★2.5かなぁ。
リズム感が終始合わないまま終了、といった感じ。
最近この作家のエッセイをちょっと集中的に読んどる訳ですが、どうもピタリと来ない。『楡家の人びと』の作家とはちょっと思えないんですよなぁ、正直申し上げまして。
教育界などで「生きる力」などと云われて久しいけど、
天邪鬼なボクは、「ゆとりを持ちなさい」なんて云われると
逆に余計に緊張しちゃう…ま、そうした時代に
学校生活を送ったことなどないのだけれど…
どんなふうに過ごしていたって、どこかしら
生きにくさなんてものは感じられるんだろうし…
あ、そうか…もしかすると、あくびって、
きっと「生きる力」につながるんだろうな、と思ったのです。
本書の著者は、特有の自虐的な云いまわしをしてるけど、
それが心地よくも感じられるのは、肩ひじ張らず、
ことさらリラックスしようなどとも思わず、
ふわりとあくびをすることっていいよね…って…
そんなことを、小さな小さな文章の重なりの狭間に、
そっとそっとしのばせてあるような一冊なんです。
みんな懸命に生きてますよね…でも、あくびだって
思わず出ちゃうでしょ? だから生きてるって素敵なんです!
企画コーナー「追悼- Steve Jobs・北杜夫」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2011/11/1-12/22まで】
湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1235933
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