京都に生まれ育った奥沢家の三姉妹。長女の綾香はのんびり屋だが、結婚に焦りを感じるお年頃。負けず嫌いの次女、羽依は、入社したばかりの会社で恋愛ざたといけず撃退に忙しい。そして大学院に通う三女の凜は、家族には内緒で新天地を夢見ていた。春の柔らかな空、祇園祭の宵、大文字焼きの経の声、紅葉の山々、夜の嵐山に降る雪。三姉妹の揺れる思いを、京の四季が包みこむ、愛おしい物語。(解説・佐久間文子)
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申し訳ない。細雪の足元にも及ばぬといった感じ。やはり文章の風格が全然違うのは何故だろう。綿矢さんも好きだし、京都の真髄をよく現してるし、かの細雪モチーフと言う勇気はかいます。
京都を舞台にそれぞれの人生を生きる三姉妹が中心の物語。
就職や結婚で上京した経験のある人。
京都に生まれ育った人。
恋愛や結婚について思い悩む人。
人生のハイライトに心当たりがある人は思うところがあるだろう。
川端康成「古都」に通ずる愛おしさ。
爽やかな読後感。
お父さんの体調がちょっと心配だけど、きっとこの家族なら大丈夫。と思える。
生活者としての視点で京都の街や観光地が描かれているところが好き。
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