昭和四十年代の東京に花開いた文壇バー。その拠点たる銀座で、文士たちの両眼を虜にし、「最後の女給」と謳われた女。九州の料亭の娘に生れ、美貌ゆえに数奇な運命を強いられたその短くもパワフルな生涯を、姪の眼から辿った長編小説。銀座が不夜城を誇り、地方が活力に満ちていた昭和を、ノスタルジーたっぷりに再現する。
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面白かった。1人の女性の人生を何時間か集中してたどった。
内田樹先生と若松英輔さんが推しておられたので読んだ。
増澤干支吉は富貴楼の大旦那で、息子の武之が実権を握りつつあるが、未だに町では大きな顔をしている.物語は武之の妹 裕子の波乱に満ちた人生を辿るものだが、女性の強さがここかしこににじみ出ている作品だ.裕子は園井昭夫と結婚し、喫茶店を始めるが、昭夫の自堕落な性質が出てきて、長女真奈を置き去りにして奔走する.最終的に、裕子は銀座で山口洋子の「姫」で"女給・光"として大成功するが、その過程で様々な人たちの世話になる様子が詳しく語られる.多くの部分は武之の娘 梢の語りの形で進行するが、裕子の語りもあり、やや混乱する感じだ.
【一等星の陰の如く】時は昭和40年代。銀座に栄華を誇るバーは数あれど、「最後の女給」と言われた光の存在は際立っていた。九州の名門の家に生まれたが、決して幸せ一辺倒とは言えない生活を送った彼女は、いったいその生涯を通して何を求めたのか......。現実に存在した人物を範にした長編小説です。著者は、本作が小説デビュー作となった北迫薫。
高評価を目にして思わず手が伸びた作品でしたが、一人の女の生き様を描き切った小説として非常に興味深かったです。方言を多様した会話の描き方も臨場感を伴うものがあり、自らは体験したことのない昭和中期の世界へのタイムスリップをした気分になりました。
〜「目ばつぶったらいかんとです。目ばつぶったら最後。おしまいですたい。真っ暗闇にひきずりこまれます。死にとうなかったら目ばあけとりさいすれば光が見えてくるとです。その方向に進んでいけば死ぬことはなか。」〜
銀座で一流のバーって今はどんな感じなんでしょうか☆5つ
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