三月末、北海道東部を強烈な吹雪が襲った。不倫関係の清算を願う主婦。組長の妻をはずみで殺してしまった強盗犯たち。義父を憎み、家出した女子高生。事務所から大金を持ち逃げした会社員。人びとの運命はやがて、自然の猛威の中で結ばれてゆく。そして、雪に鎖された地域に残された唯一の警察官・川久保篤巡査部長は、大きな決断を迫られることに。名手が描く、警察小説×サスペンス。
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まず地吹雪の恐ろしさを理解すべくYouTubeで検索してみるに、確かになかなかのもんじゃね。
この雪国の恐ろしさを知ってからでないと。と言っても読んだあとに調べたわけだけど。
でもってお話としては、なんだか色々と事件が起きまくってもう大変だー。というわけです。それぞれがすったもんだの上に最終的にどうなったのかな?と想像を膨らませるのが楽しい、という小説かもしれん。それなりに登場人物は多いけど、ちゃんと付いていけるように話が進んでると思う。大雑把には悪くない方向に収まったのかなぁ、というわけで、おあとがよろしいようですよ。
身体の自由を奪われると人は精神の自由に意識が向く。雪に閉ざされた人々は内面に意識が向き、ドラマが濃くなる。春が近づくこの季節に読めたのも嬉しい出会いだった。
猛吹雪に見舞われた北海道の田舎町での一晩の出来事。
様々な登場人物の群像劇がどう関わっていくのか。決着のラストといくつか残された想像の余地があり、でもきっと明るさはあるよねと思いました。
前作を知らないままシリーズの2作目から手に取りましたが、何も問題はありませんでした。
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