旅に出て、人と出会い、酒肴を愉しみ、言葉を選び、小説を書き、歳を重ねる……。自らの流儀を守り、穏やかで豊かな生活から産まれる傑作の数々。その精密な取材と静謐な筆致は、読む者を虜にし深い感動を呼び起こす。作家冥利に尽きる体験、日常の小さな発見、ユーモアに富んだ日々の暮し、そしてあの小説の執筆秘話を綴る。作家・吉村昭の文章を紡ぐさまをかいま見る芳醇な随筆集。
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堅物の頑固親爺の風貌から、その筋の人(刑事が一番多く、大工の棟梁、配管工、八百屋の亭主など)とよく勘違いされた吉村昭(1927-2006)氏が、小説書きとして歳を重ねた想い、取材先の思い出、酒肴の愉しみ、人との出会いなど、作家冥利に尽きる体験やユーモアに富んだ日々の暮らしの風景を語り紡いだ115編の随筆集。 「・・・世に名作と呼ばれる作品に少しの感動を覚えぬ場合、自分の鑑賞眼が低いとなどとは決して思わぬことだ。 私の胸の琴線に触れてこない、自分とは相容れぬものと考えるべきである・・・」
旅に出て、人と出会い、酒肴を愉しみ、言葉を選び、小説を書き、歳を重ねる……。自らの流儀を守り、穏やかで豊かな生活から産まれる傑作の数々。その精密な取材と静謐な筆致は、読む者を虜にし深い感動を呼び起こす。作家冥利に尽きる体験、日常の小さな発見、ユーモアに富んだ日々の暮し、そしてあの小説の執筆秘話を綴る。作家・吉村昭の文章を紡ぐさまをかいま見る芳醇な随筆集。(アマゾン紹介文)
『羆嵐』や『戦艦武蔵』、『隧道高熱』など、一時期立て続けに読んでいた吉村さんの随筆集。
作風と同じく派手さはないが、確かな気概と意外なユーモラスもあり、面白い。読み進めるのが少しもったいなく感じた。
エッセイ集。温厚な人柄がにじみ出ており、観察眼が鋭い。ユーモラスな話あり、胸にグッとくる話もあり、私にとっては非常に面白く一気読みした。著者のように歳を重ねたいものだと思う。
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