517円(税込)
明治四十一年、第一回ブラジル移民七百九十一名を乗せ笠戸丸がサントスに入港した。夢と希望に満ちた彼らを待ち受けていたのは、苛酷な自然と厳しい労働だったーー。大農場で農奴にひとしい生活を送る井原・山口家の人々。色々な職業を転々とする香山六郎。農場主に支配されない日本人入植地を夢みる平野運平。紺碧の空の下、苦闘する初期移民の姿を描いた構想十余年の大作第一部。
まだレビューがありません。 レビューを書く
ブラジル移民、日系人の話。北杜夫文学の最高峰、最長の作品。文字が細すぎて、文庫1冊分とは思えない程の重みがある1冊でした。日本人が初めてブラジルへの移民を始めた頃の様子がよく分かる。第1部の上は、日本人がコロノとしてブラジル人に使われて働く場面。
ペルーの山賊怖すぎ…
雪のアンデスを歩いて越える話信じられないんだが…と思ったけど、中尾さん達は軍隊でみっちり鍛えられてて只者ではなかったか笑
中尾さんが敵にしたら怖そうな人をちゃっかり仲間にして自分の身を守るシーンがすき笑
最後のバッタの襲来の話は大変さがまるまる伝わってくる。気持ち悪い… 雲や雨と間違えるほどのバッタの大群って…
うーむ,この本は読書時間のたっぷり取れるときに,一気に読めばまちがなく☆5つだろうなぁ。
わたしは今英国出張中で読書時間が思うように工面できなくて,とぎれとぎれに読んでると☆4つの面白さになっちゃった。あーあ残念。
大正末期の南米移民の物語を綴った大作でございます。
北杜夫の執筆調子のよいときの作品だろうと思います。
逆に,今平行して読んでる『マンボウぼうえんきょう』などという本は,著者の執筆エナジーがかなり低く小さなときの作品だろうなぁ,と思います。
過日鬼籍に入られてから,すわ北杜夫ってなぐあいで数冊をまとめて一気に読んでいるとそういう感じがなんとなく解ってくる。
まあ,作品の出来不出来,というか躁のときに書いたのと,鬱のときに書いたのとは読み始めるとすぐわかる。さらに作者自身もそういうことを作品の中に書いていますしね。
そして 北杜夫の作品では『楡家の人々』とならんで,読んで損は無い作品だと思います。
このさき第1部の下巻と,第2部の上下巻がまだあるので,楽しみです。
ではまた。 すまんこってす。すごすご。
ブラジル移民の日本人たちの話。
新天地を求めて異国へ旅立った人々。いいことも悪いこともあり、変わってしまった人もあり、それでも生き続けていく。
ランキング情報がありません。
ランキング情報がありません。
電子書籍のお得なキャンペーンを期間限定で開催中。お見逃しなく!
※1時間ごとに更新
顎木 あくみ
726円(税込)
佐賀崎しげる
1,430円(税込)
トール
1,430円(税込)
棚架ユウ
1,430円(税込)
謙虚なサークル
825円(税込)