「ニャーン」と甘えるように鳴くと、やせ細った猫は別れを告げた。視力を失った左眼から涙がこぼれ、僕を見つめていた右眼から、ゆっくりと光が遠のいていくーー。「ぎじゅ太」と「みャ太」。公園で二匹を拾い、二間しかない狭いアパートで毎日を過ごした。まるで夢のように幸せな日々だった。でもあの時間はもう二度と帰っては来ない。あの子たちはきっと猫の神様が一時期だけ僕に預けてくれた子達なんだ。なあ、ぎじゅ、みャ太、お前は俺と出会って幸せだったかーー? 出会い、闘病、そして別れ。二匹の猫と、一人の男の、感涙必至の愛と孤独の物
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我が家に縁あって猫が来て2年ちょっと。
なかなか甘えてくれない猫だったけど、ちょっと最近甘えてくれる。
この本はそんなかわいい時期は書いて無くて、
最後の最後の猫との日記だった。
ひともねこもかわらないのかもしれないが
飼い主と先生しかいないという独占された世界が
自分の猫と重なった。
うちの猫も部屋猫。他の猫とも人ともかかわっていない。
猫の神様って何?
もうちょっと突っ込んでほしかったと思いました。
図書館で借りたので帯裏が見えなかったのが残念でした。
帯裏には子猫の写真があるそうだ。
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